2006年11月28日

王の男

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「それより奥は、見てはならない」

「宮廷芸人を目指し、暴君に認められた二人が、王宮に渦巻く欲望と策略に巻き込まれていく」



「王を笑わせなかったら死刑」という予告のつかみはよかったのですが、実際見てみたら、昼ドラのようなドロドロの話でした。
もちろん見応えはありましたが、私にはちょっと重く感じました。

堅い友情で結ばれた芸人仲間のチャンセンとコンギル。芸達者なチャンセンと、中性的な魅力のコンギルは対照的な存在でした。

チャンセンが自分の命もかえりみず、コンギルをかばい、助け、守る姿はすごいです。同志愛以上のものを感じました。そしてコンギルを気に入った王に対して嫉妬・・・?
映画上では描かれていない二人の堅い絆の背景があるのでしょうか。
二人のアイコンタクトだけで会話が成り立ってしまうような関係・・・ですかね。

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暴君ヨンサングン(王)も狂気ぶりは見事でした。
無茶な命令をする一方で、孤独に苦しみ、悲しい運命を背負っています。
そんな王の心の奥底をコンギルは見抜いていたんでしょうね。
そのコンギルの決断が、その後のチャンセンとの運命も変えていってしまうのが悲しいところです。

衣裳や豪華な宮廷も印象的でした。
ただ見終わった後にちょっと落ち込むというか、暗い気持ちになってしまいました。


「王の男」オフィシャル・サイト
http://www.kingsman.jp/


出演:カム・ウソン/チョン・ジニョン/カン・ソンヨン/イ・ジュンギ
ニックネーム ポーク姫 at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国・アジア映画

2006年11月27日

プラダを着た悪魔

prada1.jpg 「こんな最高の職場なら、死んでもいい! こんな最悪の上司の下で、死にたくない!」

「泣きたいくらいの大失敗、自分で自分を褒めたくなる瞬間。そんな経験が、きっと輝く明日を作っていく。これは、恋に仕事にがんばるあなたの物語。」



一流ファッション誌”RUNWAY”で働くことになったアンドレアが、鬼のような編集長(上司)に振り回されながらも、恋に仕事に奮闘するコメディ映画。

音楽とテンポが良く、気軽に見れた映画でした。
ヒロインのアン・ハサウェイの目が大きい!すいこまれそうな瞳でしたね・・・。
鬼上司にこき使われて、ハイヒールなのに常に走り回ってました。
歩いているシーンはあまりなかったんじゃないでしょうか・・・。

編集長役のメリル・ストリープも存在感あってすごかったです。
まさかスッピンを見せるとは。女優魂すばらしい。
パリのホテルでまた離婚か・・と淋しい目をしたのは印象的でした。

私のツボに妙にはまっておかしかったのは、第一秘書のエミリーさん。

第一秘書でエリートなのに、アンドレア(ヒロイン役)のちゃーんと引き立て役になっていて、風邪をひいたり、怪我したり、トイレを我慢してたりと、なんか面白かったんですよね。


そして、主人公が私生活(恋や友情)と仕事で悩んでいる姿がとても共感できました。
私なんかは仕事に恋愛にと、全てに全力なんて不器用でできません・・。どちらかに夢中になると、どちらかがおろそかになってしまうし。
まして悪魔の様な上司の下で忙しい仕事なんてしたら、私生活がダメになるのは目に見えています(泣)
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全てをうまく過ごしたいのなら、みんなソツなくこなすのがいいのでしょうが、私の場合はつい優先順位をつけてしまいがちです。
一番必要なことの方に心血を注いでしまい、他の事はあっさり蔑ろにしてしまうかも・・・。まあそのかわり、こっちへ行って言い訳、あっちへ行って言い訳などしませんが。それがいいか悪いかは、その時の状況によりますけどね。

私は根底に必要なものを理解しているので、それをやるかやらないかで結果が変わるのは自分次第なんです。

私も鬼上司と思われるところで働いていたときは、つらかった...。鬼〜とか悪魔〜とか思っていましたし、ダークフォースになんか寝返るもんかーと思っていました(笑)でも自分の失敗や至らなさで怒られている場合はしょうがないことですけどね。

彼に相談したら「鬼上司と、ダメ上司どっちがいい?」と聞かれました。
「ダメ上司だったら、鬼上司の方がいいかな・・・」とみょうに納得。
なんと彼のところは何にもしないダメ上司だったのでした・・・。
だったらメリルストリープのような鬼上司の方がいいのかな。

・・・と、映画を見ながら数年前の出来事を思い出したりしていました。

上司に認められなくて悩んでいたアンドレアに「君は努力なんてしていない、愚痴を並べているだけだ」と諭したナイジェルは偉い。
そして「仕方ないじゃない」という彼女の口癖を諭す彼。
「すっかり変わってしまったね・・・」と悲しそうに言う彼女の親友。
「あなた私に似てるわね」と彼女に言う上司。

そんな回りの人に気付かされ、自分の立場を考え、反省し、努力し、そして最後に決断する主人公でした。まあ結果的に後悔しない道ならいいのではないでしょうか...



「プラダを着た悪魔」オフィシャル・サイト
http://www.prada-akuma.jp/


出演:メリル・ストリープ/アン・ハサウェイ/エミリー・ブラント/スタンリー・トゥッチ
ニックネーム ポーク姫 at 17:09| Comment(0) | TrackBack(1) | 洋画

2006年11月17日

手紙

letter1.jpg 「兄貴、元気ですか?これが最後の手紙です。」


東野圭吾原作。弟のために強盗殺人を犯した兄。犯罪加害者の家族として、過酷な人生を歩み始めた弟。自暴自棄になる弟・直貴を絶望の底から救った由美子。



罪を償うとはどういうことか、を問う重〜い感じの映画でした。

弟の大学費用のために兄(玉山鉄二)が強盗殺人を犯した。その後の弟(山田孝之)の苦悩(転職・引っ越し・恋愛)を描いた映画です。
暗くて、重くて、どよ〜んとしているんですが、かなり集中して観ることができました。

すべてをあきらめてしまった様な目をした直貴と出会った人は様々な人たちでした。その中でも、何年たっても直貴のことを心から思い続ける由美子はすごいなと思いました。
苦しい運命に「逃げたらあかん」と強い意志を持って、好きな人に言い切れる心の強さは私も見習いたいと思います。

心に残ったシーンは、電機屋さんの会長との会話です。「差別のない国を探すんじゃない、君はここで生きていくんだー」というシーンです。

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そして、最後。お笑いライブを行ったシーン。
小田和正の「言葉にできない」が流れてきて、私は涙腺のスイッチ、オン!
ストーリーの先は読めてたんですが、この名曲が流れると弱いですなぁ・・・。

映画終了後、隣で主人が「これ、泣けなかった(笑)」と言っていました。
「うっ、この温度差は何!?」と思いながら私は鼻水をすすっていました。
今回は、感動、というより切ないという感情でした。

丸坊主にした玉山鉄二さんは偉いです〜。


「手紙」オフィシャル・サイト
http://www.tegami-movie.jp/


出演:山田孝之/玉山鉄二/沢尻エリカ
ニックネーム ポーク姫 at 17:12| Comment(1) | TrackBack(1) | 邦画

2006年11月10日

ブロック・パーティ

block.jpg 「音楽は世界を変えられる」

2004年9月18日、ニューヨーク・ブルックリンの路上でエンターテイメント界の歴史に残る伝説が生まれた!
人気コメディアン、デイヴ・シャペルの発案により開催されたブルックリンでの無料路上ライブの模様を収めたドキュメンタリー映画。



特にヒップホップファンではない私は、この映画の豪華さが分かりませんでした(泣)。
ドキュメンタリー映画ということで、最初は淡々と過ぎていき、なんのこっちゃと思い、少々飽きぎみ・・・。

でもライヴの発起人であるデイヴ・シャペルが、成功を地元住民に還元したいという思いで、故郷に帰って、旅費・宿泊費付きで招待するという行動には、素晴らしい〜!思いました。
そしてステージを見に来た観客もノリノリで楽しそう。
(映画を見ている客はし〜んとしていて無反応・・・)

最後の方に出て来たローリン・ヒルの「やさしく歌って」はとてもよかったです^^。



「ブロック・パーティ」オフィシャル・サイト
http://www.blockparty.jp/

出演:デイヴ・シャペル/ローリン・ヒル/カニエ・ウェスト/エリカ・バドゥ/フージーズ
ニックネーム ポーク姫 at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画

2006年11月08日

椿山課長の七日間

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「ひとめあなたに、会いに生きたい。」

突然死した中年男が、絶世の美女になって、三日間だけこの世によみがえった。
これを観れば、死ぬのが怖くない!?



一言でいうと、とても良かった〜です。
突然死した人が三日間だけ生き返るという、ありきたりなストーリーかなと思いきや、面白いし、ほろり(涙)と感動するし、何だか温かい気持ちになる映画でした。

死んだ後の世界なのに、西田敏行さんが演じる事で、なんだかしめっぽくならなかったのがとても良かったと思いました。
しかもよみがえった時には元の姿ではなく、絶世の美女(伊東美咲)というのが面白いじゃないですか・・・。

心はおっさんという役を演じるのも難しかったと思います。いつもよりはぶっちゃけて演じていて、面白かったです。さらにもう少し自分を捨ててもいいのではないかな・・と思いましたが。

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椿山課長がよみがえることができたのは、重大な事実を知らずに死んで、神様に不憫に思われたから、ということなのですが、「重大な事実」って何だろう?と思いますよね。

詳しい事は書きませんが、確かに椿山課長にとって重大な事実でした。でも、私が偉いなと思ったのは、椿山課長は一喜一憂しながらも、最後は全てを受け入れ、笑顔で天国へ行った事です。

私も死んでから気付く「重大な事実」ってあるんだろうか、と思いました。真実は知った方が良い場合と、知らなかった方が良い事があります。
今の私には知らない事があるのかな・・・(ドキドキ)
とりあえず、知らない事を探すより、今あるものに感謝をしよう・・と思う今日この頃です。

そして椿山課長は、自分に対するかけがえのない愛情に気付かされます。
特に、職場の同僚であった知子(余貴美子)が、心から椿山課長を思って泣くシーンは、私にとってとても印象的でした。

一緒によみがえったヤクザさんと本当の親を探す子とのからみがとってもよかったです。よみがえった時に一緒のホテルに泊まっている(三日間)というのが笑えますよね。

3人それぞれの親子の愛、友の愛、師弟の愛など、とっても深く感じることができて最後はじーんと心に響きました。

浅田次郎さん原作の映画を二本も(地下鉄に乗って・椿山課長の七日間)見た事だし、原作も是非読ませて頂きます!



「椿山課長の七日間」オフィシャル・サイト
http://www.tsubakiyama.jp/


出演:西田敏行/伊東美咲/成宮寛
ニックネーム ポーク姫 at 12:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 邦画