2007年01月20日

ルワンダの涙

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「その哀しみは 心を濡らした」

アフリカの大地で起こった20世紀最大の悲劇。
生きるための選択がそこにはなかった。100日で100万人が殺害された「ルワンダ虐殺」真実の物語。


これは、13年前に起きた本当の話です。
この映画を見ている間、ずっと心臓が痛かった。うぅ。
なんだか黒くて大きな影に飲み込まれていきそうな気がしました。
あまりに衝撃的で、ふと気が付くと、ずっと眉間にしわを寄せて見ている自分がいました。

1994年、フツ族出身の大統領を乗せた飛行機が墜落したことをきっかけに、ルワンダ国民の大多数を占めるフツ族によるツチ族の大量虐殺が始まりました。

人間が人間をあんなに虐殺するなんて考えられない。
昔から部族間での抗争があるとはいえ、ナタや斧でめった切り。

外国人の私たちから見たら、フツ族とツチ族の違いなんてまるで分かりません。
違いを探す意味なんてないし。
ルワンダの人も「住民票」をあえて作って区別しようとしていると思います。

そして、首都キガリにある公立技術専門学校に次々とツチ族が避難し、校長でもある白人のクリストファー神父と、海外青年協力隊の派遣英語教師ジョーが、何とか助けようと試みました。でもそれは変えられない運命だったのです。

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先日まで仲良く話していたフツ族の青年が、血まみれのナタを持って現れた時はびっくりしました。
「フ、フランソワ〜!」と心の中で叫んでいましたよ・・・。

実際にその事件で生き残った若者たちが映画に参加して再現されているので、その内容は多くの人に伝わると思います。もちろん生き残ったとしても、その方の多くの家族は殺されているのです。

私たちは画面上でしか分からないけど、実際は渇いた空気と、おびただしい数の死体と血の匂い、そして腐敗した匂い、そして死肉を食べる野良犬の姿を見るのでしょう・・・。

国連軍と一緒に逃げた英語教師のジョーに最後に問いかけた台詞がありました。
「どうして逃げたの?」

そんな答えは聞かなくても分かっています。もちろん私もそう思いますから。

ジョーは答えました。
「死ぬのが恐かったから。」

人間の愚かさと悲しみをしみじみと感じた映画でした。



「ルワンダの涙」オフィシャル・サイト
http://www.r-namida.jp


出演:ジョン・ハート/ヒュー・ダンシー/クレア=ホープ・アシティ



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ニックネーム ポーク姫 at 15:12| Comment(0) | TrackBack(1) | 洋画

2007年01月18日

カンバセーションズ

conversations1.jpg「男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト」

ウェディング・パーティ上で10年ぶりに再会した元恋人の二人。リアルな男と女の会話が繰り広げられる大人のラブストーリー。
彼と彼女の映像が、スクリーンに同時に映し出されるというデュアル・フレーム手法で綴られた映画。


この映画を見終わった最初の感想。「つ、疲れた・・・」

画面が二分割されていて、彼女の視線と彼の視線が同時に楽しめます。
とても斬新な手法で、とても興味深いものを感じました。
ですが・・・、両方の画面を見て、しかも字幕を見ていたら、かなり疲れてしまいました。

右目で右の画面を、左目で左の画面を、そして両目で字幕を見ようと心がけましたが・・・無理っす。
やはり吹き換えを希望させて頂きます。(英語ができれば一番ですが)

中には二人の画面だけではなく、過去の恋人時代の映像や、本心の映像などが折り混ざっていました。

私的には、二人がダンスしているシーンや、抱き合っているシーンなどは、1つのフレームでも良かったんじゃないかと思いました。

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さて、久しぶりに再会したかつての恋人同士ですが、最初は探り合いがつづきます。
私だったら・・別れた相手が今、どうひう人とつき合っているのか、やっぱり気になるものです。
でも会ってすぐには聞きません。最初はとりとめのない話をして、徐々に話題を持っていきます。

この映画の二人みたいに、気持ちを残したまま別れたりするとまた違いますよね。
この再会が特別な意味になってくるんじゃないかとか思ってしまうものです。

「肌がカサカサしてる」「太ったね」
なーんて言葉は意外と傷つくものです。
10年もたてばお互い年を取るのはあたりまえです。
でも女性は(男性も)そういうことを言われるのはけっこうショックですよ。
といいつつ、こっちもつい自分のことを棚にあげて言っちゃうんですよね。

二人で思い出話をしてると、普段の生活では思い出しもしなかった事を、次々と思い出してきます。
それが結構心地よいんです。
でも「電話」というツールによってすぐに現実へと戻ってしまいます・・・。

この映画は二人の一晩の様子を書いていましたが、もう一つ、話の波というか、何かトラブルがあってもいいんじゃないかなーと思いました。

二人の俳優さんはすごく雰囲気があってて良かったと思います。


「カンバセーションズ」オフィシャル・サイト
http://conversations.cinemacafe.net/



出演:ヘレナ・ボナム=カーター/アーロン・エッカート/ノラ・ザヘットナー/エリック・アイデ
ニックネーム ポーク姫 at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画

2007年01月17日

ユメ十夜

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「漱石から100年目の挑戦状」

「こんな夢を見た」この言葉で始まる、夏目漱石の短編小説「夢十夜」を10人の監督+キャストが集結して映画化した作品です。


ユメ十夜の試写会に行ってきました。
主題歌を歌っている山田タマルさんのライブから始まり、7人の監督と、TOZAWA、堀部圭亮、緒川たまき、松山ケンイチの舞台挨拶つきでした。

さすが松山ケンイチさん、人気がありますね。黄色い歓声が飛び交ってました。

内容は1話10分程度で10話分です。
基本的に夢の中の話なので、内容はな〜んの脈絡もないです。夢なんてそんなもんです。
実際、人が見た夢を映像化するのも大変なものだと思います。

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個人的には第6夜が面白かったです。TOZAWAさんのダンスもすごかった!そして阿部サダヲさんのはじけ具合はやっぱり素敵です。いろんな意味でうまいなぁと思いますね。

夏目漱石さんの原作を興味本位で読んでみましたが、あの内容を想像力をふくらまして映像化するのは、やっぱりすごいと改めて思いました。人間想像力は大事ですよ。私も見習いたい。

そしてもう1つのお気に入りは第10夜です。
ブタと松ケンが闘う話なんですが、ブタさんネタと言えば、私の主人の実家はブタ肉やさんなので、普段から豚ネタで遊んでいるのです(笑)
お風呂につかってると、いいダシ出せよーとか、夫婦でケンカすると、明日アンタを出荷するぞーとか言い合ってるのです・・・。
だからなんだか話に親近感があって妙にツボにはまりました。
あともう1つあげるとしたら、第5夜ですかね。結構好きです。

さて、私も夢日記書こうかしら。


「ユメ十夜」オフィシャル・サイト
http://www.yume-juya.jp/


出演:小泉今日子/松尾スズキ/うじきつよし/中村梅之助/堀部圭亮/香椎由宇/山本耕史/菅野莉央/市川実日子/大倉孝二/阿部サダヲ/TOZAWA/石原良純/藤岡弘、/緒川たまき/ピエール瀧/松山ケンイチ/本上まなみ/石坂浩二/戸田恵梨香
ニックネーム ポーク姫 at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2007年01月06日

早咲きの花

hayasaki1.jpg 「あなたが覚えている私は笑顔ですか。」

「失明を宣告されたピンホールカメラマン植松三奈子は、光を失う前に、子供の頃を過ごした思い出の地の風景を見ようと愛知県の豊橋に帰ってきます。
そこで、豊橋発祥の伝統的なお祭り「ええじゃないか」の準備をしている地元の高校生と出逢い、幼い日の懐かしい思い出を語り始めるのでした。」



映画鑑賞後、監督・出演者たちによるトークショーつきの映画でした。

この映画は、家族の大切さや、自然いっぱいの故郷を思い起こさせる反戦映画でした。
残虐なシーンを見せて戦争を反対するというのではなく、これから夢も希望もたくさんあった若い青年や子供たちが、夢半ばで命を絶たれてしまう悲しさがよく伝わる内容でした。

1945年8月7日、愛知県豊橋市にB29爆撃機によって僅か26分の間に、死者3000人、負傷者は1万人を超える犠牲者が出ました。事実に基づいた背景をもとに、主人公が過去と現在をつなげて伝えていきます。

さて、この映画のカギとなっているピンホールカメラですが、このカメラで撮影した写真は動くものは映りません。
学校の校庭でサッカーをしている学生たちがたくさんいる写真を撮影した場合、映し出された写真には静かな校庭しか映っていないのですよー。

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当たり前と言えば当たり前なのですが、私は改めてびっくりしました。
地元高校生の水谷くんが「あんなに校庭に人がいたのに・・・。」「自分の存在意義考えちゃうなー」というような事を言っていました。
うんうん。まさにその通りですよ。

その場にいたはずなのに映らない。でもそこにずっとあるものは映る。
それに対してデジカメなどの現代のカメラは一瞬を映し撮る。
なんだか奥が深いです。

浅丘ルリ子の子供の頃を演じた子役の菜月ちゃん。とても可愛かったです!

いつも「お兄ちゃーん」ってくっついて回ってて、何事も一生懸命です。
なんか芯のある瞳をしていて、ちっちゃいのに存在感があります。
舞台挨拶で本人が登場してきましたが、かわいいー!連れて帰りたくなっちゃいました。

映画の内容が内容だけに、観客も年齢層高めでした。老夫婦で仲良く見に来ている方もいました。
私の後ろに座っていた夫婦も、戦争中の出来事を思い出したのか分かりませんが、映画の最中に、思い出話を始めてしまいました・・・。
いつもなら「うるさいなー」と思う所ですが、まあいろいろと思うところがあるのでしょう・・・と思い「ええじゃないか・・・」という気持ちで観ていました。

そして浅丘ルリ子演じる主人公の植松三奈子が言っていました。
「失って初めて物の大切さが分かるのね・・・。」

失明を宣告されて初めて感じる健康の大切さ、そして戦争を通して感じる命の大切さ。
失って初めて当たり前のことが大事だと気付くことがあるんですよね。

なんだかとっても考えさせられる映画でした。


「早咲きの花」オフィシャル・サイト
http://www.hayazaki.com/



出演:浅丘ルリ子/笠菜月/鈴木駿/加藤未央/北条隆博
ニックネーム ポーク姫 at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2007年01月05日

インデックス

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【インデックス】

◆あ〜お

蒼き狼 地果て海尽きるまで 2007年 日本
アーサーとミニモイの不思議な国 2006年 フランス
アポカリプト 2007年 日本
いちばんきれいな水 2006年 日本
王の男 2006年 韓国
オール・ザ・キングスメン 2007年 アメリカ
朧の森に棲む鬼 2007年 日本

◆か〜こ

神の左手悪魔の右手 2006年 日本
崖の上のポニョ 2008年 日本
カンバセーションズ 2007年 アメリカ/イギリス
キトキト! 2007年 日本
幸福な食卓 2006年 日本

◆さ〜そ

ザ・シューター/極大射程 2007年 アメリカ
サン・ジャックへの道 2007年 フランス
自虐の詩 2007年 日本
ジャンパー 2008年 アメリカ
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ 2007年 日本
スターダスト 2007年 アメリカ/イギリス
スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい 2007年 アメリカ
そのときは彼によろしく 2007年 日本
それでもボクはやってない 2007年 日本

◆た〜と

ツォツィ 2005年 南アフリカ/イギリス
憑神 2007年 日本
椿山課長の七日間 2006年 日本
手紙 2006年 日本
デス・プルーフinグラインドハウス 2007年 アメリカ
トランスフォーマー 2007年 アメリカ
トンマッコルへようこそ 2005年 韓国

◆な〜の
◆は〜ほ

バッテリー 2007年 日本
バベル 2006年 アメリカ
早咲きの花 2006年 日本
バンテージ・ポイント 2008年 アメリカ
ピアノの森 2007年 日本
ヴィーナス 2006年 イギリス
百万円と苦虫女 2008年 日本
武士の一分 2006年 日本
フライ・ダディ 2007年 韓国
プラダを着た悪魔 2006年 アメリカ
フラガール 2006年 日本
ブロック・パーティ 2006年 アメリカ
プロヴァンスの贈りもの 2006年 アメリカ
ヘアスプレー 2007年 アメリカ
ヘンダーソン夫人の贈り物 2005年 イギリス
ポイント45 2007年 アメリカ
ボルベール<帰郷> 2006年 スペイン

◆ま〜も

ミス・ポター 2006年 イギリス/アメリカ
蟲師 2007年 日本
地下鉄(メトロ)に乗って 2006年 日本

◆や〜よ
約束の旅路 2007年 フランス
ユメ十夜 2007年 日本
夜のピクニック 2006年 日本

◆ら〜わ

ライラの冒険 黄金の羅針盤 2007年 アメリカ
ラブソングができるまで 2007年 アメリカ
リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!? 2005年 アメリカ
ルワンダの涙 2007年 イギリス/ドイツ
私のちいさなピアニスト 2006年 韓国
ワールド・トレード・センター 2006年 アメリカ

◆A〜Z

Sad Movie サッド・ムービー 2006年 韓国
The 焼肉ムービー プルコギ 2007年 日本

◆0〜9

007/カジノ・ロワイヤル 2006年 アメリカ/イギリス
300/スリーハンドレッド 2007年 アメリカ
ニックネーム ポーク姫 at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一覧