2007年04月25日

ラブソングができるまで

lovesong1.jpg「彼は、忘れ去られた80年代のポップスターだった。彼のメロディに彼女の詩(ことば)が出会うまではー」

時代に取り残された元ポップスターのアレックス(ヒュー・グラント)と、曲の作詞の助っ人に頼まれたソフィー(ドリュー・バリモア)の恋の行方を、80年代の懐かしのネタをちりばめつつ進むストーリー。



見ていてハッピーになれる、素敵なラブコメ映画でした!

ジャパンプレミアだったので、本物のヒュー・グラントに会えました^^
なまヒューですよ。もう満足です。

始まる前から会場はミラーボールがくるくる回っていて、80年代の曲が流れています。
正直、曲を聴くとMTVの映像が頭に出てくるくらい好きで見ていたので、このテーマの映画は好きかもと思ってスキップしながら会場に行きました。

途中から知らない曲が流れて、ん?と思いましたが、これは映画の中で使われている音楽でした。
始まる前と、劇中で繰り返し流れるので覚えてしまいましたよ。


さて、映画ですが、冒頭から笑わせてくれました。
80年代の人気絶頂の5人組バンド「POP」のビデオクリップから始まります。
本人も言っていましたが、どうみても26歳に見えません(笑)
でもそんなこといいんです。
ベタな音楽のリズムと、これまたベタなダンスで見事に80年代を再現してました。
笑えるとともに、今見るとなんかイタイですね・・・。

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ストーリーは単純ですが、80年代のテイストが散りばめられていて、とても面白かったです。
それぞれの出演者のキャラが際立っていて、しかもうまくかみ合っているので、とても見やすかったです。

ドリュー・バリモアはやっぱりキュート&かわいいな。
過去にとらわれて恋愛に臆病になっている姿がよく分かります。

彼女のお姉さんはツボにはまりましたね。おかしくて・・・
POPバンドの大ファンだったらしいのですが、リアクションがオーバーで笑えます。

終盤のコンサート場面は本物のコンサートと思うくらい派手でした。
そして意外とうまいヒュー・グラントの歌に聞きいっていました(笑)

とにかく、過去にとらわれず、前向きに生きて行こうと思わせるハッピーな映画でした。


「ラブソングができるまで」オフィシャル・サイト
http://www.lovesong-movie.jp


出演:ヒュー・グランント/ドリュー・バリモア
ニックネーム ポーク姫 at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画

2007年04月17日

ツォツィ

tsotsi1.jpg 「拳銃を持つその手で、小さな命を拾った。」

南アメリカ・ヨハネスブルク。
ツォツィ=不良と呼ばれる少年は、仲間とつるんで窃盗やカージャックを行い、その日その日を生き延びていた。

ある日、ツォツィは、奪った車の中にいた赤ちゃんを思いがけず拾ったことで、初めて人間的な感情に目覚め、希望と償いの道を歩み始める・・・。


上映時間的には短いのですが、内容が濃く、簡潔な映画でした。
そして、とても心に残る映画でした。
南アフリカの貧困の現状もよく映し出しているし、愛情に恵まれなかったツォツィの悲しさが伝わって来てかわいそうでした。

差別のない平等な社会を目指していても、今だに残る経済格差の現状。スラム街を抜けると、高級住宅街が並ぶ地域があります。

母親をエイズで亡くし、本名を隠してツォツィ(不良)として窃盗暮らしをするしかなかった現実がありました。
若くても、夢を見る事すらできない生活に、生きる事の意味をなくしているのです。

tsotsi2.jpg
そんな中、奪った車の中で、生後数カ月の赤ちゃんと出会います。
生まれたばかりのその小さな命をツォツィは抱き上げました。
拳銃を持ったその手で。
そして車の所有者だった母親を銃で撃ったその手で・・・!

とっさの判断で行った彼の行動の心のうちは、私には分かりません。
でも、その後自宅で赤ちゃんと向きあい、封印していた過去の記憶が呼び起こされ、だんだんと変化して行くことがとてもよく伝わってきました。

赤ちゃんを連れて帰ってきたものの、少年に世話なんかできるはずもありません。
紙袋に入れて移動し、新聞紙でおむつをする始末・・・。
あ〜!?とハラハラしながら見てしまいました。

とにかく要所要所でドキドキする場面がありました・・・。
ツォツィみたいな人は、ちょっと怒れば何をするか分からないかも・・という先入観があるから先の展開が不安になるんです。
でもその心の中で、いろいろな葛藤があり、ふがいない怒りや哀しみが瞳の奥で見えかくれします。

そして、彼がラストに決断した行動がとても印象に残りました。
とにかく、とても心に残る映画でした。


「ツォツィ」オフィシャル・サイト
http://www.tsotsi-movie.com

出演:プレスリー・チュエニヤハエ/テリー・ペート/ZOLA
ニックネーム ポーク姫 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画

2007年04月16日

バベル

babel1.jpg
「届け、心。」

遠い昔、言葉は一つだった。人間たちは神に近付こうと、天まで届く塔を建てようとした。
怒った神は、言葉を乱し、世界はバラバラになった・・・。(旧約聖書)



アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた菊池凛子が出演する話題の映画「バベル」を見てきました。

題名にもなっている「バベル」とは、旧約聖書のバベルの塔の物語。
現代の世界は、言葉がバラバラになり、国と国は憎しみあい、隣人や家族とさえも心を通じ合わせることができません。
互いの想いや心を理解し合い、伝えることができるのだろうか...と問いかけるような内容でした。

・・・ということで、気持ちを伝えるのは難しいという内容だけあって、この映画の意味を理解し、心に響いてくるということは私にはできませんでした。
あれ・・・?
結構期待して見に行ったのですが。

同時進行で3つの国(メキシコ、モロッコ、日本)の場面が進んでいき、時間軸をずらしながらいくつかのエピソードが進んでいくのは、分かります。
しかもそれぞれの国につながりをもたせているようですが、どうも無理っぽい印象を受けました。うーん。

babel2.jpg
菊池凛子さんは高校生には見えませんでしたが、目力はとってもありました。

あとは..メキシコの乳母アメリアが、リチャード(ブラッド・ピッド)の子供を一生懸命守っていましたが、事件が起こり、最後に涙している姿は印象的でした。

それぞれの場面のストーリーに感情移入はもちろんできましたが、映画自体が心に残るのは難しかったです。
でも、人と人がつながり合い、通じ合えるような努力はしていきたいと思いました。


「バベル」オフィシャル・サイト
http://babel.gyao.jp/

出演:ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/ガエル・ガルシア・ベルナル/役所広司/菊池凛子
ニックネーム ポーク姫 at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画

2007年04月06日

フライ・ダディ

flydaddy1.jpg「大切なものを守りたいんだろ?」

高校生のボクシングチャンピオンに、最愛の娘を傷つけられたガピル。ヤケをおこして刃物を振り回し彼の高校に乗り込んだが、居合わせた高校生スンソクに倒される。

しかし娘を守れると証明したいガピルは、スンソクに弟子入りし、40日間に及ぶ過酷なトレーニングを開始した。
過去のトラウマから誰のことも信用しないスンソクだったが、ひたむきにトレーニングをこなすガピルにつき合ううち、2人の間には少しずつ絆が生まれてゆく・・・



笑いながら泣き、泣きながら笑えるという映画でした。
イ・ジュンギ見たさに映画館に行きましたが、やっぱりかっこよかった^^

日本版のフライ・ダディ・フライは見てはいなかったので、内容も知らずに見ましたが、なかなか楽しめました。
一風変わった復讐劇で、娘を傷つけたボクシングチャンピオンに父親がやり返すという話です。

復讐といっても、娘との絆を取り戻して家族への愛を証明するために必死に頑張るという事に重点をあてていたので、とても良かったです。

ガビル役のイ・ムシンクさんは、トレーニングの成果を見せるため、撮影前に15キロ体重を増やした上で、撮影に入り、トレーニングの過程で徐々に身体を絞っていったとのこと。
これぞ役者魂!

ダメおやじっぷり全開でしたが、必死に頑張っている姿をみて、家族だったら心動かされない人はいないと思います。
flydaddy2.jpg

そして、スンソク役のイ・ジュンギさん。クールでしたねぇ。
涼しそうな顔をしてるけど、心の中は情熱的という感じです。

17人を1人で倒したという伝説の高校生で、とっても強いのですが、そんな人がホロッと弱い部分を見せるとこれは、もう、守ってあげたくなっちゃいます(笑)

ダメおやじと師匠の高校生のお互いの心のうちを語り合ううちに、本当の親子みたいに通じ合っていくところが、微笑ましかったです。

とにかく要所要所に笑いがあって面白かったです。でもホロッときました。
ストレス発散に見るといいかもしれません。


「フライ・ダディ」オフィシャル・サイト
http://www.cinemart.co.jp/flydaddy/


出演:イ・ジュンギ/イ・ムンシク
ニックネーム ポーク姫 at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国・アジア映画

2007年04月04日

オール・ザ・キングスメン

kingsmen1.jpg 「善は、悪からも生まれる。」

ルイジアナ州の役人ウィリーは、労働者や農民の立場に立った演説を続け、州知事となった。
ウィリーの権力は絶大なものとなったが、たちまち彼は汚職に手を染め、愛人スキャンダルにまみれるようになる。

彼の罪が暴かれようとういう時、もっとも彼の側にいて、全てを見てきた新聞記者ジャックは、愛する女性、家族を裏切ってウィリーを助ける決意をする。
そして、運命の日、ウィリーの弾劾投票が行われている議事堂に、2発の銃声が響き渡った・・・


内容は難しいかなとは思ったのですが、これが実話を基にしたストーリーとなると、一気に重みがでました。
実際は、ルイジアナ州のヒューイ・ロング知事の話ですが、ドラマの様な話が実際にあったと思うと、またしみじみと見れますね。

田舎で貧乏な環境の中で、そこから州知事になるにはかなりの努力がいると思います。
校舎の老朽化の犠牲になって亡くなった子供たちのために、賠償問題に取り組んだり、貧困や失業者のためにお金持ちの人や会社から分配したりなど、一生懸命取り組んでいったのは、本当に心から望んでのことだったと思います。

ですが・・・人間は上にのぼりつめてしまうと、権力にまみれて堕ちていってしまうものなんでしょうか・・・。
なんだか悲しいものです。
しかも政治家とはどうせそんなものだろうと、妙に納得してしまうのも悲しいことです。

kingsmen2.jpg 
さて、今回印象に残ったのは、選挙の当て馬と気付いたウィリー(ショーン・ペン)が、ある田舎の演説でふっきれたように壇上で話し始めるところです。
自分が動きはじめなければ何も変わらない、人のために動こうという真実味溢れる街頭演説が、人の心を動かし始めたところです。

そんなウィリーを取材していたジャック(ジュード・ロウ)は段々と彼の魅力に引かれていきます。
最初は傍観者の立場でしたが、結局何でもする人になってしまいました。
彼の若い頃のシーンが時々出てきましたが、ホントに若い青年に見えたからすごい・・と一人で感心してしまいました(笑)

終盤にむけて、ウィリー役のショーン・ペンも顔つきが変わっていくのは面白かったです。
演説なんかも特徴的で印象に残りました。

でも知事になって年月が経過しているのが、微妙に分かりづらく、あっという間に悪い奴になっていたという感じでした。
私が理解できないだけかな。

アンソニー・ホプキンスはやっぱり存在感があって良かったです。

もう1つ印象に残ったシーンといえば、最後の銃弾のシーンです。
音楽や映像の演出がすばらしく、思わず見入ってしまいました。

今回の「オール・ザ・キングスメン」は2度目の映画化ということですが、前の映画も見てみようかなとちょっと思いました。


「オール・ザ・キングスメン」オフィシャル・サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/allthekingsmen/index.html


出演:ショーン・ペン/ジュード・ロウ/ケイト・ウィンスレット/アンソニー・ホプキンス
ニックネーム ポーク姫 at 16:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画