2007年07月27日

ボルベール<帰郷>

volver1.jpg女たち、流した血から、花咲かす。

10代の頃、分かり合えずに反発していた母を火事で失ったライムンダ(ペネロペ・クルス)は、やがて15歳のひとり娘を持つ母となった。
そんなある日、死んだはずの母親を見たとの知らせを聞いた彼女は、孤独な少女のように母の愛を求める。



朝の9時30分から映画館で見る様な内容ではなかったと思いますが、なかなか良かったと思います。
まだ私は寝ぼけてたのですが、ペネロペ・クルスのド派手なメイクにハッと目が覚めました(笑)。

でも、メイクだけではない、女性としての華やかさは、他の方と一線違うオーラを放っていたような印象を受けました。
また、しょーもない男性陣に振り回されても、その後、自分の足で自立して一生懸命生きて行かなくてはという強い意志が感じられました。

ライムンダ(ペネロペ・クルス)は、失業中の夫と、15歳になる娘のパウラと暮らしていました。
ある日、彼女の留守中に、関係を迫って来た父親を娘のパウラが刺し殺してしまいます。
もちろん娘を守るために、ライムンダは夫の死体処理に走ります。

volver2.jpg
この手のサスペンスは好きかも、と思って見ていましたが、それだけではなく、ストーリーに出演する女性たちが複雑にからみあって、ひとつの物語になっていたのでした。

なので、死体をどうするかという問題は、さらっと隣人に手伝って頂き、娘と生活していくために、必死に生きて行く姿がたくましかったです。

しかも、死んだはずの母親を見たという噂まで耳にするようになります。
ライムンダは娘パウラの前では、強くたくましい母親の顔をみせ、かつて仲たがいした自分の母親には、自分の心にしまっているつらい思いを胸に、心の内を見せます。

レストランで行われたパーティ(打ち上げ)で、ライムンダがボルベールという歌を熱唱したシーンはとても印象に残りました。
まあ、実際は口パクだとしても・・・、涙しながら<帰郷>を熱唱し、それを陰で母親がそっと涙しながら見守るシーンは、美しくも切なく、心に残っています。

これを機会に、アルモドバル監督の、「オール・アバウト・マイ・マザー」と「トーク・トゥ・ハー」も見てみようと思いました。


「ボルベール<帰郷>」オフィシャル・サイト
http://volver.gyao.jp



出演:ペネロペ・クルス/カルメン・マウラ/ロラ・ドゥエニャス/ブランカ・ポルティージョ
ニックネーム ポーク姫 at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画

2007年07月25日

憑神

tsukigami1.jpg「神様いったい、何様のつもりですか?」

時は幕末。
別所彦四郎は、下級武士とはいえ、代々将軍の影武者をつとめてきた由緒ある家柄の出。
だが戦もない時代に出番などなく、出世は神頼みしかないとすがる思いで祈ったお稲荷様は、なんと災いの神をよびよせる稲荷だった・・・。
貧乏神・疫病神・死神の三人の神に取り憑かれる彦四郎。
人生のツキに見放され、不幸の神様に取り憑かれてしまった男の運命は・・・?



神頼みしたはいいけれど、貧乏神、疫病神、死神に気に入られるのはイヤだな・・・と、普通に思ってしまいました。
死神なんて聞こえは悪いですが、実際は愉快な仲間たち・・という感じでした。

特に西田敏行扮する貧乏神は面白い^^;
全部アドリブなんじゃないか、というようなやり取りが面白かったです。
私が気に入っているのは、彦四郎と疫病神があいあい傘をしているシーンです。
冷静に考えて、疫病神と肩を寄せ合って、傘の下で話し合うって・・・可笑しいでしょ。

tsukigami2.jpg
不幸な災難を、他人に丸投げしてしまうのは簡単ですが、そこまでして自分は幸せになりたいのかと自問自答して、自分の進むべき道を見いだしていくという内容でした。

まあ、人は窮地に陥らないと、真剣に人生を考えない事の方が多いのではないのでしょうか。
私はお気楽ポンチな人間なので、ツイてないな・・・と思うことよりも、今日はツイてる!と気づくことの方が多いです。

そうそう、あと、エンディングで流れていた米米CLUBの主題歌が気に入りました。

「憑神」オフィシャル・サイト
http://tsukigami.jp

出演:妻夫木聡/香川照之/西田敏行/江口洋介/森迫永依
ニックネーム ポーク姫 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2007年07月14日

ピアノの森

piano1.jpg「行こう、森へ。」
 ー悲しいときも、楽しいときも、そこにピアノがあった。ー

自由奔放で天才的な音楽の才能を持つ少年・一ノ瀬海が、様々な人と出会い、ピアニストを目指す姿を描いた作品。

田舎町に転校して来た雨宮修平は、ピアニストを夢見る小学5年生。クラスメイトの海に「ピアノの森」へ誘われたが、修平にはピアノの音が出せない。何故か海にだけ弾く事ができる。海の奏でる音色に激しく心を揺り動かされる修平。
小学校の音楽教師・阿字野も海のピアノに心動かされ、海にピアノを教えはじめる・・・。



上戸彩、神木隆之介、池脇千鶴、福田麻由子、小島正幸監督の舞台挨拶つきの試写会でした。
上戸彩は真っ赤なドレスがとても印象的でした。元気な少年役の声が良かったです。

とりあえず映画を見ながら想像してみました。
美しい森の中で、ピアノの音色を聴きながら空を見上げてるところを。
心も体もリラックスし、全身でピアノの音を感じていると、私の隣にはトトロが・・・!?

あ、違いました。それを言うならモーチュアルトくんか。
モーチュアルトくんはピアノの森のキャラクターのねずみくんです。
試写会会場にも来ていましたね。なまモーチュアルトくんに会えました^^
なんと!ピアノも弾けるそうで・・・。ふふふ。
気になる方は公式サイトへどうぞ。

さて、映画ですが、原作の漫画を知らなくても十分楽しめる内容でした。
当たり前のことなんですが、音楽がいい!
BGMで聴かせる部分あり、じっくりピアノだけを聴かせる部分ありと、もりだくさんです。

piano2.jpg
私も小学生の時、ピアノを習ってましたが、もうずっと弾かない生活を送っていたので、全く弾けなくなってしまいました。
でも絶対音感はありますよん。
私も当時、コンクールとまではいきませんが、ピアノの発表会の時のあの緊張感を味わいました。
それはとても良く分かるので、会場で上がり性だと泣いていた誉子の様子は共感できました。

ピアノの英才教育を受け、毎日のつらい練習によって、ピアノを愛せなくなってしまった少年・雨宮修平。
そして天才的な音楽の才能を持ち、ピアノに愛された少年・一ノ瀬海。
そんな2人が出会う事によって、新しい未来が切り開いていきます。

「人生を変える、出会いがある」

うーん。素敵な言葉ですね。
少年2人の出会いだけでなく、回りで支える大人たちとの出会いによっても、さらに新しい道が切り開かれていきます。
そんなたくさんの出会いによって、未来ある子が成長していく姿はとても微笑ましいものです。

原作も是非読みたいですね。
そして心を打つような素敵な演奏を、なまで聴きた〜い!
鳥肌が立つような感動を、演奏者と会場で共有したいなと思いました。

「ピアノの森」オフィシャル・サイト
http://www.piano-movie.jp

出演(声):上戸彩/神木隆之介/池脇千鶴/福田麻由子/宮迫博之
ニックネーム ポーク姫 at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ