「善は、悪からも生まれる。」ルイジアナ州の役人ウィリーは、労働者や農民の立場に立った演説を続け、州知事となった。
ウィリーの権力は絶大なものとなったが、たちまち彼は汚職に手を染め、愛人スキャンダルにまみれるようになる。
彼の罪が暴かれようとういう時、もっとも彼の側にいて、全てを見てきた新聞記者ジャックは、愛する女性、家族を裏切ってウィリーを助ける決意をする。
そして、運命の日、ウィリーの弾劾投票が行われている議事堂に、2発の銃声が響き渡った・・・
内容は難しいかなとは思ったのですが、これが実話を基にしたストーリーとなると、一気に重みがでました。
実際は、ルイジアナ州のヒューイ・ロング知事の話ですが、ドラマの様な話が実際にあったと思うと、またしみじみと見れますね。
田舎で貧乏な環境の中で、そこから州知事になるにはかなりの努力がいると思います。
校舎の老朽化の犠牲になって亡くなった子供たちのために、賠償問題に取り組んだり、貧困や失業者のためにお金持ちの人や会社から分配したりなど、一生懸命取り組んでいったのは、本当に心から望んでのことだったと思います。
ですが・・・人間は上にのぼりつめてしまうと、権力にまみれて堕ちていってしまうものなんでしょうか・・・。
なんだか悲しいものです。
しかも政治家とはどうせそんなものだろうと、妙に納得してしまうのも悲しいことです。
さて、今回印象に残ったのは、選挙の当て馬と気付いたウィリー(ショーン・ペン)が、ある田舎の演説でふっきれたように壇上で話し始めるところです。
自分が動きはじめなければ何も変わらない、人のために動こうという真実味溢れる街頭演説が、人の心を動かし始めたところです。
そんなウィリーを取材していたジャック(ジュード・ロウ)は段々と彼の魅力に引かれていきます。
最初は傍観者の立場でしたが、結局何でもする人になってしまいました。
彼の若い頃のシーンが時々出てきましたが、ホントに若い青年に見えたからすごい・・と一人で感心してしまいました(笑)
終盤にむけて、ウィリー役のショーン・ペンも顔つきが変わっていくのは面白かったです。
演説なんかも特徴的で印象に残りました。
でも知事になって年月が経過しているのが、微妙に分かりづらく、あっという間に悪い奴になっていたという感じでした。
私が理解できないだけかな。
アンソニー・ホプキンスはやっぱり存在感があって良かったです。
もう1つ印象に残ったシーンといえば、最後の銃弾のシーンです。
音楽や映像の演出がすばらしく、思わず見入ってしまいました。
今回の「オール・ザ・キングスメン」は2度目の映画化ということですが、前の映画も見てみようかなとちょっと思いました。
「オール・ザ・キングスメン」オフィシャル・サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/allthekingsmen/index.html
出演:ショーン・ペン/ジュード・ロウ/ケイト・ウィンスレット/アンソニー・ホプキンス

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