2008年08月12日

百万円と苦虫女

nigamushi01.jpg「 百万円貯まったら、この家を出て行きます。」
「佐藤鈴子―21歳  資格なし。特技なし。友達なし。就職できずバイト生活。」

就職もできずにバイト生活を送っていた鈴子だったが、ある事件に巻き込まれ、家族のもとを離れ、誰も知らない土地へ旅立つことに。
百万円が貯まるたびに、また新たな土地へ移り住むという生活を送っていく。



タナダユキ監督・脚本のなんとも可愛らしい映画でした。
主人公の鈴子が魅力あふれていて、友達もいなくて不器用なんだけれども、真に強いものを潜ませている女性がすっかり気に入ってしまいました。

あるトラブルから、人との関わり合いを避けて家族と離れ、一人見知らぬ土地に引っ越し、百万円貯まったらまた次の土地へと移動していくというお話です。
3つのエピソードから作られていて、3か所の土地で様々な人たちと出会うのですが、これもまた魅力的なキャラがたくさん出てきて、飽きることなく見ることができました。まずは実家で100万円たまるまでひたすらバイト。そして家を離れ最初は海へ行き海の家で働く、次は山へ行きモモ農園で働く、そして街へ行きホームセンターで働きます。

家族の元を離れ、一人厳しい道へと選んだ鈴子ですが、私的にはある意味うらやましくも感じられました。
これは若いうちじゃないとできなかったかな・・・と。
自分探しの旅と言ったら聞こえはいいのですが、鈴子本人はあくまでネガティブ。「自分探しなんてしたくない。むしろ逃げているんです。」と言っていました。

nigamushi02.jpg今まで辛いことがあっても、自分は大丈夫、強いんだと言い聞かせてきたけど、いざ外の世界へ自分を放り出してみるとこれがなかなかうまくいかないし、弱いところもたくさん発見してしまいます。でもそこから鈴子の持っている良さが味わいとして出てきて、だんだんと応援したくなってくるような感じがしました。

今まで褒められたことなんてなかったのでしょうか。
バイト先でいろんな人に褒められた時の顔(苦虫顔?)が、ぎこちなくて可愛かったです。
3つの引っ越し先がそれぞれ環境が全く異なっていて、うまく作ったなぁと感心してしまいました。

人とつきあいたくなくても、やっぱり生活して仕事する上では必ずついてまわるものです。
最後に出会った青年は鈴子とどこか似ているせいか、お互い惹かれあっていきます。

そして鈴子と弟の関係。これは良かったですね。
なんだか心に深く染みました。

エンディングは意外な展開で終わり、えっ!と思いましたが、たぶんこれで良かったと納得してます。
3番目に引っ越した街は、私の実家のある土地だったので、びっくり!さらに感情移入しました。

お気に入り映画の1本になりました。



「百万円と苦虫女」オフィシャル・サイト
http://www.nigamushi.com/

出演:蒼井優/森山未來/ピエール瀧/竹財輝之助/齋藤隆成
ニックネーム ポーク姫 at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2007年10月29日

自虐の詩

jigyaku1.jpg「こんなアタシでもアンタがいる! 奇跡のどん底ラブストーリー」

「日本一泣ける4コマ漫画」として人気の業田良家原作の「自虐の詩」を映画化した作品。
大阪の下町を舞台に、元ヤクザのダメ男と、彼にひたすら尽くす健気な女が繰り広げる切ない愛の物語。



私は原作を知らずに映画を見ました。
4コマ漫画の映画化というのがよく分からなかったのですが、実際見てみたらホロリとくる内容でした。
コメディとしてはまあまあ面白かったのですが、それ以上に泣かせるものでびっくりしてしまいました。

予備知識なしで見に行ったので、意外な展開に観客置いてきぼり〜?と思っていましたが、いつの間にか見入ってしまいました。

見どころは、やっぱりちゃぶ台返しですかね。
気に入らないことがあると、すぐひっくり返すところが面白かったです。(ちゃんとスローで見せてくれます)

大阪の街で暮らす元ヤクザのイサオ(阿部寛)と、内縁の妻、幸江(中谷美紀)。
嫌われ松子の時の中谷美紀の演技を見ていると、エライよ。あんたは。と言いたくなるような感じでしたが、今回も不幸な女性を演じていて、すごく印象深いものがありました。すごいですね。

阿部寛も元ヤクザという設定でしたが、背も高いし、いかにも強そうな感じがして良かったです。
定職にもつかずふらふら暮らしていて、ケンカっ早い人間ですが、幸江には深い愛が感じられました。

過去のエピソードがいろいろ再現されてでてきましたが、その中でも私が気に入ったのは、中学時代の幸江と親友とのエピソードでした。
親友の熊本さんとは貧乏つながりで仲良くなりましたが、いろいろあってケンカする所は印象的でした。
かなりインパクトがありましたね。

この映画は、辛い人生にも負けずに強く生き抜く人間の底力を見せられました。



「自虐の詩」オフィシャル・サイト
http://www.jigyaku.com

出演:中谷美紀/阿部寛/遠藤憲一/カルーセル麻紀/西田敏行
ニックネーム ポーク姫 at 19:14| Comment(0) | TrackBack(1) | 邦画

2007年10月13日

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

sukiyaki1.jpg「生き残れるのは、一人だけ。」

壇ノ浦の戦いから数百年後。
山あいの寒村に「埋蔵金」が隠されているという噂が立ち、義経率いる源氏ギャング(白軍)と、清盛率いる平家ギャング(赤軍)が激しく対峙していた。

そこへ、名も無きスゴ腕ガンマンが流れ着く。
両軍とも、この流れ者を用心棒に引き入れるべく動き出す。刀と銃のガチンコ対決、壮絶なバトルアクションが繰り広げられる・・・。




日本の映画なのに全編英語の珍しい映画でした。みんな英語を練習したのでしょう。お疲れ様でした・・・という感じです。
コメディ色満載で面白かったです。
内容は、良いかといえばそうでもないかも。まあ、あまり追求しないでおきたいところです・・・。

出演する役者さんたちはとても豪華でした。みんな好きな俳優さんばかりです。
それぞれのキャラにも個性があって、分かりやすかったです。

埋蔵金を巡った源氏VS平家の戦いに、ガンマンがやってくるという話しですが、この名も無いガンマン(伊藤英明)がとても強いんです。

彼自身はよく分からないキャラなんですが、とにかく強いんですよね。
ラストで戦うシーンがありましたが、私的にはもうちょっと活躍する場が多くてもよかったなーと思いました。

でも、伊藤英明と伊勢谷友介のいい男対決はよかったですよ・・・・。

sukiyaki2.jpg
さらに、クエンティン・タランティーノ監督が、俳優として出演していました。
このシーンは笑いどころ満載で面白かったです。

以前、デスプルーフinグラインドハウスの舞台挨拶で、タランティーノ監督のところに桃井かおりがゲストで現れて、二人仲良さげにしているのを思い出しました。

私達、夫婦役なのよーと楽しそうに言っていましたが、実際この映画を観てみたら、ほんとに夫婦役で、一緒にスキヤキを作ってました(笑)
いや〜、くだらなくて面白かったです。

とりあえず、いろんな意味で、何事も挑戦だ!という心意気はよく分かりました。



「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」オフィシャル・サイト
http://www.django-movie.com


出演:伊藤英明/佐藤浩市/伊勢谷友介/木村佳乃/香川照之/桃井かおり
ニックネーム ポーク姫 at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2007年10月10日

朧の森に棲む鬼

oboro1.jpg
「その<<悪>>は、とどまるところを知らないー」

いにしえの神々が棲む神秘の森。
どんな嘘でも瞬時に仕立て上げるその「舌先」を武器に、ひたすらのし上がることを夢見る男、ライ。

彼の前に森の魔物(オボロ)が現れ、命と引き替えに王の座を約束する。
ライはオボロから剣を与えられ、王になるための血塗られた道へと進む・・・。



上映時間3時間と、長いかな・・・と思っていたら、これまたあっと言う間。すっかり入り込んで見てしまいました。
なんともまあスバラシイ。

演劇の映像を映画館の大スクリーンで見るという「ゲキ×シネ」です。
舞台を15台ものカメラに収め、最新の編集技術で映像化するものです。

私は舞台は見ていなかったのですが、すっかり見たくなってしまいました!
個人的には、舞台を見て臨場感を感じ、その後、出演者のアップが見れる映画館でもう一回見るという感じがいいかなと思いました。

舞台と違って、顔のアップが見れるから、鋭い目つきと、したたり落ちる汗がよく見てとれました。
内容もとても良かったです。役者の滑舌もいいし、衣裳もすごい。

舞台挨拶で阿部サダヲさんに会えたのが、とっても嬉しかったです!!
阿部サダヲさんも舞台の上では走り回っていて、とにかく生き生きしていて楽しそうでした。
演じている楽しさが観ている側にも伝わってきます。

oboro2.jpg
そして悪役に徹した市川染五郎さんがとにかく印象的でした。
嘘をつきまくり、人を裏切って、悪いやつなんです。
でも染五郎さん演じるライにだんだん引き込まれていってしまいました。格好よかったです。

役者のみなさんも命を削って舞台に出ているという感じがして、すごい緊迫感が伝わってきました。
あ−・・・生で観たかったなぁ。

笑いもあって、悲しくも怖くもあり、いろいろな意味で衝撃的でした。
そして感動しました。
映画ですが、終了後は自然と拍手・・・ですね!



「朧の森に棲む鬼」オフィシャル・サイト
http://www.oboro-no-mori.jp


出演:市川染五郎/阿部サダヲ/秋山菜津子/真木よう子/古田新太
ニックネーム ポーク姫 at 17:06| Comment(2) | TrackBack(1) | 邦画

2007年07月25日

憑神

tsukigami1.jpg「神様いったい、何様のつもりですか?」

時は幕末。
別所彦四郎は、下級武士とはいえ、代々将軍の影武者をつとめてきた由緒ある家柄の出。
だが戦もない時代に出番などなく、出世は神頼みしかないとすがる思いで祈ったお稲荷様は、なんと災いの神をよびよせる稲荷だった・・・。
貧乏神・疫病神・死神の三人の神に取り憑かれる彦四郎。
人生のツキに見放され、不幸の神様に取り憑かれてしまった男の運命は・・・?



神頼みしたはいいけれど、貧乏神、疫病神、死神に気に入られるのはイヤだな・・・と、普通に思ってしまいました。
死神なんて聞こえは悪いですが、実際は愉快な仲間たち・・という感じでした。

特に西田敏行扮する貧乏神は面白い^^;
全部アドリブなんじゃないか、というようなやり取りが面白かったです。
私が気に入っているのは、彦四郎と疫病神があいあい傘をしているシーンです。
冷静に考えて、疫病神と肩を寄せ合って、傘の下で話し合うって・・・可笑しいでしょ。

tsukigami2.jpg
不幸な災難を、他人に丸投げしてしまうのは簡単ですが、そこまでして自分は幸せになりたいのかと自問自答して、自分の進むべき道を見いだしていくという内容でした。

まあ、人は窮地に陥らないと、真剣に人生を考えない事の方が多いのではないのでしょうか。
私はお気楽ポンチな人間なので、ツイてないな・・・と思うことよりも、今日はツイてる!と気づくことの方が多いです。

そうそう、あと、エンディングで流れていた米米CLUBの主題歌が気に入りました。

「憑神」オフィシャル・サイト
http://tsukigami.jp

出演:妻夫木聡/香川照之/西田敏行/江口洋介/森迫永依
ニックネーム ポーク姫 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2007年05月30日

そのときは彼によろしく

sonokare1.jpg「どんなに離れていてもひかれあう強い力ー 僕らはそれだけを信じていた。」

「残されたわずかな時間ーその一言を彼に伝えたかった。」

夢だった水草の店「トラッシュ」をオープンした遠山智史(山田孝之)の店にある日突然、トップモデルの森川鈴音(長澤まさみ)がやってくる。
智史はしばらくして、彼女がかつての幼なじみであったことに気付く。そして2人は13年前に秘密基地をつくって一緒に遊んだもう1人の親友、五十嵐佑司(塚本高史)を探しはじめる。しかし、鈴音に残された時間はあとわずかだった・・・。


水草の緑と光、そして湖の自然がとてもきれいな映像でした。
お魚は売ってないけど、水草屋さんて、とてもお洒落ですね。
ひとつひとつの水槽にたくさん水草がレイアウトされていて、きれいです^^

幼なじみの3人は、小さな湖畔で遊び、廃バスを秘密基地として遊んでいました。
子供の頃の思い出が、淡〜い恋心も含め、美しく描かれているんです。
子役もカワイイ。
ちょっと私にはそんな綺麗な思い出はなかったな・・・と羨ましく思いました。

原作とは異なるラストシーンらしいのですが、どうもしっくりいかず、イマイチ感動しきれませんでした。
私的には、納得いかず!?という所でしょうか・・・
ということで、原作はこれから読もうと思っているところです。

sonokare2.jpgやっぱり美女は病気が合う・・・ということなんでしょうか。
「いちばんきれいな水」の反対バージョンですかね。
いろいろなエピソードがあって、2時間が長く感じられました。

幼い頃に誓い合った夢。運命の再会。
どんなに離れていても、ひかれあう強い力。

「この世界には、物理学の教科書にも載ってない強い力がひとつある」(智史のお父さんが幼なじみ3人に対して言った言葉)

・・・これらのテーマは女性にとっては、たまらないんですがね・・・
だって!目には見えない奇跡って信じたいじゃないですか。
でも、映画ではあまり理解できず、なんだかもったいないような気がしました。



「そのときは彼によろしく」オフィシャル・サイト
http://www.sonokare.com

出演:長澤まさみ/山田孝之/塚本高史
ニックネーム ポーク姫 at 16:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 邦画

2007年05月17日

The 焼肉ムービー プルコギ

purukogi1.jpg
「究極の焼肉をめぐる宿命の対決が始まる」


巨大焼肉チェーン店”虎王”の「赤肉」と、北九州の地元人気食堂”プルコギ食堂”の「白肉」の対決を描いた映画。


「おなかも心も満たされる食エンタテインメント」ということで、個性派ぞろいの出演者たちによる面白い映画でした。
要所要所のギャグにも、とりあえず深く考えずに見た方がいいかも。

アンケートで、映画を見て焼肉を食べたくなりましたか?という質問がありましたが、「食べたくなるに決まってるじゃんっ」と思ってしまいました。

だって映画を見る前からお腹が鳴っていたんですから・・・。
お肉を焼いているシーンがたくさんあったので、こっちにも匂いが漂ってきそうな感じがありました。

そういえば、私は焼肉屋さんはあまり行かないな・・・。私は赤肉派ですけどね。
でもコプチャンは食べてみたいと思いました。

purukogi2.jpg
あと、タツジとトラオが作った「ケンニップ」が気になりました。
えごまの葉の醤油付けらしいのですが、ちょっと食べてみたいです。

山田優は強い女性が似合いますね。
元気な看板娘と、見事な蹴りを入れるところとか・・・
アキハバラ@でもボクサーだったしね。

今回印象に残ったのは、終盤でじいちゃんが言ったセリフです。

「仲良くなるには一緒に飯を食うのが一番じゃ。」

うんうん。その通りですよね。
大事な人と、一緒にご飯をたべて、おいしいものを共有すると、幸せな気持ちになれますもんね。
みなさんも、おいしいものを食べに行く時は、大切な人と一緒に行きましょうネ!


「プルコギ THE焼肉MOVIE」オフィシャル・サイト
http://www.yakiniku-movie.com


出演:松田龍平/山田優/ARATA
ニックネーム ポーク姫 at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2007年03月29日

蟲師

musisi1.jpg「蟲を感じたらお知らせください。」

「精霊でもない、幽霊でもない。物の怪でもない。でも、この世に溢れている。」

100年前、日本の自然界には「蟲」と呼ばれる妖しき生きものがいた。
それは時に人間にとりつき、奇妙な自然現象をひき起こす。
そして、その命の源を探り、人々を癒す能力を持つ者は「蟲師」と呼ばれた。



一言で言ったら、良く分からない映画でした。
独特の世界観と独創的な内容で他とは違う作品になっているのはよく分かりますが、見ている私の頭の上に、「?」マークがポヨン、ポヨンと出てきました。
私が分からないということは、隣で見ている人に聞いても、やっぱり分からないみたいで・・・

と、いうことで、原作コミック「蟲師」をとりあえず6巻まで一気読み。
漫画は一話完結でなかなか面白かったです。よくこのようなストーリーが思いつくなと感心しました。
原作を知らないと映画だけでは、消化不良になってしまうかもと思いました。

musisi2.jpg

さて、映画ですが、昔の日本というだけあって、ホラー映画ではないのですが、なんだか次に恐いものが出てくるんじゃないかと思ってドキドキしてしまいました。私だけでしょうか?

そして緑深い山の自然があふれていて、とても綺麗でした。
蟲もなんだか気持ちの悪いものから、幻想的で綺麗なものまでいろいろありました。

そんな人には見えない蟲がギンコ(オダギリジョー)には見えてるなんてすごいですよね。
(菌が肉眼で見える沢木くんと一緒か。)

森や湖があふれている日本の山には、本当にそんな神秘的な世界があるんじゃないかと思わせてくれるところがすごいと思いました。

さて、では原作の続きをまた読もうかしら。


「蟲師」オフィシャル・サイト
http://www.mushishi-movie.jp


出演: オダギリジョー/大森南朋/蒼井優/江角マキコ
ニックネーム ポーク姫 at 15:59| Comment(2) | TrackBack(1) | 邦画

2007年03月09日

キトキト!

kitokito1.jpg
「母ちゃんって、不死身なんだと思ってたー」

「ぶつかりあっても離れても、それでも家族はやっぱり家族。何があっても、母ちゃんはボクらの味方だった。」


富山県高岡市。”スーパー智子ちゃん”こと斎藤智子は、女手ひとつで二人の子供を育て上げた肝っ玉母ちゃん。
娘は駆け落ちして家を出たまま、息子は特攻服でバイクにまたがるやんちゃぶり。
息子・優介は目的もないまま、上京を決意する。母親に見送られながら東京に行ったのだが・・・。


映画タイトルの「キトキト」とは富山では「生きがいい」という意味らしいです。
大竹しのぶ演じる、明るくて強い肝っ玉母ちゃんが見ていて気持ちのいい映画でした。

型破りな母親と子供たちの暖かい絆が、現実になさそうでありそうな・・・ありそうでなさそうな・・・(どっちか分からんけど)心に伝わってきました。

東京タワー(オカンと..)を見ていても思ったのですが、母親の子供に対する愛は、見返りを求めない無賞の愛だなと思いました。

しかもこのスーパー智子ちゃんは、行動力がものすごいあるんです。
タクシーの運転手をやったり、念願だったスナックを開業したり、息子・優介の上京先東京まで乗り込んでいってしまうのがすごかったです。

優介は何の目的もなく東京に来てしまったもんだから、ホストなんてやってますが、そこに現れてまわりをびっくりさせます。
結局ステージで「ウーマン」を歌うシーンがあったのですが、そこが私のお気に入りのシーンになりました。

・・・とここで映画が終わるのかぃと思っていたら、まだ続きがありました。
なんだか途中間延びしたような印象を受けました・・。

kitokito2.jpg
親と毎日一緒に暮らしていると、親のありがたさなんて気付かないこともあると思います。
でも離れて暮らしてみて、改めて気付くこともありますよね。

一人暮らしをしている息子に、たくさん必要なものを段ボールにつめて送っている母親をみて、なんかしみじみと感じてしまいました・・・。
私もよく送ってもらったなぁーって。自分で近くのスーパーで買えるようなものまで、あれやこれやと頂きました。

とにかく映画を見て、親孝行をしよう、と思いました。そしてそんな強い母親になりたいな、と思いました。


「キトキト!」オフィシャル・サイト
http://www.kitokito-movie.com/


出演:石田卓也/大竹しのぶ/平山あや/尾上寛之/伊藤歩/光石研/井川比佐志
ニックネーム ポーク姫 at 17:25| Comment(2) | TrackBack(1) | 邦画

2007年03月07日

バッテリー

battery1.jpg 
「いまだからこそ、できることがある。」

才能に恵まれた天才的な中学生ピッチャーが、野球を通じて、家族や友人との関係を築き上げていく青春ストーリー。



原田巧(林遣都)は、岡山県に家族で引っ越してきた。巧は、才能に恵まれたピッチャーだが、他人を寄せつけない孤独な一面を持っていた。家族も病弱な弟を大切にするあまり、巧との間に微妙な距離を置いてしまう。

そんな巧の前に同級生・永倉豪(山田健太)が現れる。豪は巧とバッテリーを組むことを熱望する。
次第に豪との絆を深めていくのだが、やがて二人の技術の格差が生じ、バッテリー解消を口にする豪。だがそれを聞いた病弱な弟・青波(鎗田晟裕)が必死で止めるのだが・・・


ピッチャーとキャッチャーの信頼関係に焦点をあてて作った野球映画です。野球といっても、大切な家族や友人との絆が描かれていて、とても爽やかな感じの内容でした。
あさのあつこのベストセラー小説が原作ですが、私は読んでいないので、是非読んでみたくなりました。

主人公は新人の俳優さん。オーディションで選ばれただけあって、すごく合っていたと思います。
キリッとしててかっこよかったし、孤独で影のある部分が出ていました。

ですが!私はキャッチャー役の豪(山田健太)くんが良かったです。特にあの笑顔が。
あの笑顔で「ドンマイッ」と肩をたたかれたら、「エヘヘ・・」となってしまいそうです。

微妙な年頃で親にも反発してしまう中学生ですが、野球を通して、家族や友人とつながっていくのが感じられてとても心に残りました。
とにかく青春っていいなぁ〜と思う映画です。原作を読めば、もうちょっと細かい描写も共感できるかなと期待しています。

battery2.jpg
病弱な弟ばかりをかまう母親がいるだけに、孤独な影を持つ巧。そして野球に絶大な自信があるだけに、まっすぐに自分の主張を通す巧。
実はそんな人って近寄りがたいけど、ほっとけないタイプですよね。

だからクラスメートの女の子・繭も巧に引かれていくし、キャッチャーも豪もありのままの巧を受け止めようと必死で頑張る。
そんな姿がとっても微笑ましいのです〜。

家族や友人の間では、誰でも衝突などの山あり谷ありがあると思います。
でも、そんな時に意地を張って逃げていてばかりでは、同じ事の繰り返しです。
大切な友達、母親、父親に対して思いやりのある言葉、そして本音を言う勇気が必要だな・・・と改めて思いました。

そこで、今回のバッテリーでは、病気がちの弟が重要な役割を果たしているなと思いました。
キャッチャーの豪と両親への橋渡しを一生懸命行います。
うーん。お兄ちゃんへの愛があふれていますね...。

今回が映画初の林遣都くん。今後の活躍に期待しています。


「バッテリー」オフィシャル・サイト
http://www.bt-movie.jp


出演:林遣都/山田健太/荻原聖人/天海祐希/岸谷五郎/菅原文太
ニックネーム ポーク姫 at 19:40| Comment(2) | TrackBack(1) | 邦画

2007年03月05日

蒼き狼 地果て海尽きるまで

aoki-okami1.jpg
「史上最大の帝国を築いた男。チンギス・ハーン」

「私は、あなたの息子として死ねるでしょうか?」



森村誠一原作の小説に、モンゴル建国の英雄チンギス・ハーンの生涯を描く歴史ドラマです。

戦いのシーンなどは、全部CGかと思ってみていましたが、2万7千人のエキストラを動員して撮影していたみたいです。すごいですね〜。知らずに「どうせCGでしょ。」と思って見ていて、後から知ったのでびっくりしました。

内容はともかく、この手の映画は家でDVDで見るより、映画館で見た方が迫力があってすごいです。
音楽もそうですが、モンゴルの平原を馬の大群が地響きを上げて、ドドドド〜ッと近付いてくる音なんか臨場感あって良かったです。

チンギス(テムジン)の生涯を描いた映画だからしょうがないとは思いますが、2時間ちょっとで年月がグォ〜ッと過ぎていくので、ついていくのが大変でした。なので感情移入はしづらかったかな・・と思います。

aoki-okami2.jpg
印象に残ったのは、テムジン(反町隆史)と妻ボルテ(菊川怜)の幼なじみでもあるジャムカとの友情です。
小さい頃、生涯の友情を守るという誓いを交わしましたが、その後、部族間の戦争や、抗争の中に巻き込まれ、裏切られ、その後悲しい決断をくださなければならなくなりました・・・。

12世紀のモンゴルは、部族間の戦争が繰り返されていて、敗戦すれば男は殺され、女は略奪されるという時代でした。
そんな中でチンギス・ハーンは、自分が蒼き狼の血筋なのかどうかという苦悩を背負いながらも、様々な困難に立ち向かっていきます。
ですが、当時の女性は大変だったんだなーとつくづく感じてしまいました。

ところで、松山ケンイチくん、いつ出てくるのかなーと楽しみに(最近ファンかも?)していたのですが、出番が少ないじゃないかー(怒)。
涙を流しながら父に「一緒に戦いに連れて行ってくださ〜い」と頼んでるところなんか、あ〜こんなに頼んでるんだから連れてってあげてぇ〜と思って見ていました・・・(泣)

私にとってモンゴルは思い出の地(?)なので、死ぬまでに一度は行ってみたい国です!
ということでおしまい。



「蒼き狼 地果て海尽きるまで」オフィシャル・サイト
http://www.aoki-ookami.com/


出演:反町隆史/菊川怜/若村麻由美/袴田吉彦/松山ケンイチ/Ar
ニックネーム ポーク姫 at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2007年03月01日

武士の一分

ichibun1.jpg 「譲らない心。譲れない愛。人には命をかけてても守らなければならない一分がある。」

毒見役の三村新之丞は妻の加世と中間の徳平と平和な日々を送っていた。ある日、毒見の後、意識を失いその後視力を失ってしまった。武士の仕事を続けられなくなるため、妻の加世は上級武士に相談したが、だまされてしまう。
新之丞は武士の一分をかけて果たし合いを挑む・・・。



昨年会場まで行ったのに見る事の出来なかった「武士の一分」を、機会があったので鑑賞してきました。

ストーリーはある程度知っていましたが、意外な展開も特になく・・・、その通り進んでいきました。
でも私は結構良かったと思います^^

今回は得に、日本アカデミー賞助演男優賞を取った笹野高史さんを見ていました。
たくさんの映画やドラマに出演されている笹野さんですが、キャラがいいですよね。
最近見た映画を思い返してみても、これにも出てる〜、あれにも出てる〜という感じです。
武士の一分でも主人に仕える役でしたが、暗い状況にも笑いがあり、若い夫婦を思いやっている雰囲気が伝わってきました。

妻役の壇れいさんは、色っぽかったですね〜。CMの「キュプルンしよ」を見た時から我が家では既に話題になっていましたよ。
ichibun2.jpg
時代劇だけではありませんが、悪役って面白おかしいっす。特にベタな悪役は大好きです。
果たし合いの相手が目が見えないと分かると、隠れて後ろからエイッとやっちゃう所が大好きです。
ベタで卑怯な感じがね(笑)

今回は夫婦の愛に感動をしつつ鑑賞することができました。

私も毎日愛情込めて主人にご飯を作っていますが、果たして主人は私の料理の味が見分けられるのでしょうかね・・・不安です。



「武士の一分」オフィシャル・サイト
http://www.ichibun.jp/

出演:木村拓哉/壇れい/笹野高史/桃井かおり/坂東三津五郎/緒形拳
ニックネーム ポーク姫 at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2007年02月19日

それでもボクはやってない

soreboku1.jpg 「これが、裁判。」

就職活動中の金子撤平(加瀬亮)は、面接へ向かう途中、満員電車で痴漢に間違われて、現行犯逮捕されてしまった。容疑を否認したが、警察に勾留され、起訴されてしまう。
撤平の弁護にあたったのは、ベテラン弁護士、荒川(役所広司)と新米弁護士、須藤(瀬戸朝香)だった。撤平の母(もたいまさこ)や友人(山本耕史)も無罪を信じて協力するが、裁判になった場合、有罪率は99.9%と言われているが・・・。


周防正行監督の11年ぶりの映画です。
今回のテーマは「裁判」。その中でも「痴漢冤罪事件」を取り上げています。

上映時間が143分と長いなーと思いましたが、案外あっさり見てしまいました。
中でも裁判のシーンがほとんどを占めていたんではないでしょうか。
特にBGMもなく、淡々と過ぎて行く感じが印象的でした。

私は女性ですから、普段女性の立場から痴漢は許せない!と強く思います。
実際に痴漢に何度かあったことがあって、とても嫌な思いをしました。

ただし冤罪となると話は違います。
こっちは主人公に感情移入してるから、やっていない事は分かっているし・・・
刑事や検察官に、何で分かってくれないんだよーってやきもきしながら見ていました。
しかも主人公の青年は加瀬亮さんでしたが、地味でヘタレな感じが出ていて、役にいい感じで合っていましたね。

soreboku2.jpg
起訴されたら99.9%有罪判決が出るという数字には、ただびっくりでした。
これが日本の裁判という現実だそうです。

だから起訴される前に罪を認めて示談すれば、留置されることもなく、普段の生活に戻れるぞという弁護士のススメ?にはショックでした。
知らない所で真犯人がのほほんと生活していると思うと頭にきますね。

普段の生活では裁判なんて遠い世界の話だから分かりませんが、事件なんて突然ふってわいてくるものですよね。たいていの人間が事件に関して素人です。だから頼れるのは弁護士さんだけなのです。
こういう時、頼れる弁護士さんと出合えればいいなあと思いました・・・

今回この映画では、留置場とか、バスで護送される様子とか、検事の取り調べなどの流れが生々しく描かれているなと思いました。

あとはとにかくラストでショックを受け、そうか・・・と思いながら会場を後にしました。


「それでもボクはやってない」オフィシャル・サイト
http://www.soreboku.jp


出演:加瀬亮/瀬戸朝香/山本耕史/もたいまさこ/役所広司
ニックネーム ポーク姫 at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2007年01月17日

ユメ十夜

dreamten1.jpg
「漱石から100年目の挑戦状」

「こんな夢を見た」この言葉で始まる、夏目漱石の短編小説「夢十夜」を10人の監督+キャストが集結して映画化した作品です。


ユメ十夜の試写会に行ってきました。
主題歌を歌っている山田タマルさんのライブから始まり、7人の監督と、TOZAWA、堀部圭亮、緒川たまき、松山ケンイチの舞台挨拶つきでした。

さすが松山ケンイチさん、人気がありますね。黄色い歓声が飛び交ってました。

内容は1話10分程度で10話分です。
基本的に夢の中の話なので、内容はな〜んの脈絡もないです。夢なんてそんなもんです。
実際、人が見た夢を映像化するのも大変なものだと思います。

dreamten2.jpg
個人的には第6夜が面白かったです。TOZAWAさんのダンスもすごかった!そして阿部サダヲさんのはじけ具合はやっぱり素敵です。いろんな意味でうまいなぁと思いますね。

夏目漱石さんの原作を興味本位で読んでみましたが、あの内容を想像力をふくらまして映像化するのは、やっぱりすごいと改めて思いました。人間想像力は大事ですよ。私も見習いたい。

そしてもう1つのお気に入りは第10夜です。
ブタと松ケンが闘う話なんですが、ブタさんネタと言えば、私の主人の実家はブタ肉やさんなので、普段から豚ネタで遊んでいるのです(笑)
お風呂につかってると、いいダシ出せよーとか、夫婦でケンカすると、明日アンタを出荷するぞーとか言い合ってるのです・・・。
だからなんだか話に親近感があって妙にツボにはまりました。
あともう1つあげるとしたら、第5夜ですかね。結構好きです。

さて、私も夢日記書こうかしら。


「ユメ十夜」オフィシャル・サイト
http://www.yume-juya.jp/


出演:小泉今日子/松尾スズキ/うじきつよし/中村梅之助/堀部圭亮/香椎由宇/山本耕史/菅野莉央/市川実日子/大倉孝二/阿部サダヲ/TOZAWA/石原良純/藤岡弘、/緒川たまき/ピエール瀧/松山ケンイチ/本上まなみ/石坂浩二/戸田恵梨香
ニックネーム ポーク姫 at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2007年01月06日

早咲きの花

hayasaki1.jpg 「あなたが覚えている私は笑顔ですか。」

「失明を宣告されたピンホールカメラマン植松三奈子は、光を失う前に、子供の頃を過ごした思い出の地の風景を見ようと愛知県の豊橋に帰ってきます。
そこで、豊橋発祥の伝統的なお祭り「ええじゃないか」の準備をしている地元の高校生と出逢い、幼い日の懐かしい思い出を語り始めるのでした。」



映画鑑賞後、監督・出演者たちによるトークショーつきの映画でした。

この映画は、家族の大切さや、自然いっぱいの故郷を思い起こさせる反戦映画でした。
残虐なシーンを見せて戦争を反対するというのではなく、これから夢も希望もたくさんあった若い青年や子供たちが、夢半ばで命を絶たれてしまう悲しさがよく伝わる内容でした。

1945年8月7日、愛知県豊橋市にB29爆撃機によって僅か26分の間に、死者3000人、負傷者は1万人を超える犠牲者が出ました。事実に基づいた背景をもとに、主人公が過去と現在をつなげて伝えていきます。

さて、この映画のカギとなっているピンホールカメラですが、このカメラで撮影した写真は動くものは映りません。
学校の校庭でサッカーをしている学生たちがたくさんいる写真を撮影した場合、映し出された写真には静かな校庭しか映っていないのですよー。

hayasaki2.jpg
当たり前と言えば当たり前なのですが、私は改めてびっくりしました。
地元高校生の水谷くんが「あんなに校庭に人がいたのに・・・。」「自分の存在意義考えちゃうなー」というような事を言っていました。
うんうん。まさにその通りですよ。

その場にいたはずなのに映らない。でもそこにずっとあるものは映る。
それに対してデジカメなどの現代のカメラは一瞬を映し撮る。
なんだか奥が深いです。

浅丘ルリ子の子供の頃を演じた子役の菜月ちゃん。とても可愛かったです!

いつも「お兄ちゃーん」ってくっついて回ってて、何事も一生懸命です。
なんか芯のある瞳をしていて、ちっちゃいのに存在感があります。
舞台挨拶で本人が登場してきましたが、かわいいー!連れて帰りたくなっちゃいました。

映画の内容が内容だけに、観客も年齢層高めでした。老夫婦で仲良く見に来ている方もいました。
私の後ろに座っていた夫婦も、戦争中の出来事を思い出したのか分かりませんが、映画の最中に、思い出話を始めてしまいました・・・。
いつもなら「うるさいなー」と思う所ですが、まあいろいろと思うところがあるのでしょう・・・と思い「ええじゃないか・・・」という気持ちで観ていました。

そして浅丘ルリ子演じる主人公の植松三奈子が言っていました。
「失って初めて物の大切さが分かるのね・・・。」

失明を宣告されて初めて感じる健康の大切さ、そして戦争を通して感じる命の大切さ。
失って初めて当たり前のことが大事だと気付くことがあるんですよね。

なんだかとっても考えさせられる映画でした。


「早咲きの花」オフィシャル・サイト
http://www.hayazaki.com/



出演:浅丘ルリ子/笠菜月/鈴木駿/加藤未央/北条隆博
ニックネーム ポーク姫 at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2006年12月29日

幸福な食卓

happy1.jpg 「父さん今日で父さんを辞めようと思う。ー春休み最後の日、朝の食卓で父さんが言った。」

父さんを辞めたお父さん。家を出て一人暮らしを始めたお母さん。大学進学を辞めて農業を始めたお兄さん。そして高校受験を控えた佐和子の4人家族の中原家。
家族4人が顔を合わせる朝食の場で、心のうちを伝え合う家族でした。
そして佐和子の学校へ転入して来た「大浦くん」との出逢い、そしてその後訪れる悲劇によって中原家はそれぞれの道を歩き始め、再生へと変わっていくのでした・・・。



様々な問題を抱えた家族生活を背景に主人公・佐和子の心の成長を描いた映画です。
私はオンライン試写で見ました。

主演の北乃きいさんは、どこかで見た事のある女優さんだと思っていたら、14才の母に出ていた子でしたね。
ボーイフレンドの大浦くんとのやりとりが初々しくて可愛らしかったです。


お母さん役の石田ゆり子はお母さんにしては若すぎやしませんか・・・?きれいだからいいけど、大浦くんのお母さんの方が年相応な気がします。
それを言ったら大浦くんの中学生も無理があるか・・。


happy1.jpg 
大浦くんは佐和子のために給食に出て来た鯖を食べてあげます。実は鯖は苦手なのに。他にもナイスアシストがあります。
それを知った佐和子に彼は「大丈夫。気付かないうちに、守られてるから」なんて優しく言います。

これって好きな人に言われたらドキュンッと心に来ませんか・・・?ふふふ
優しい心を持った佐和子はいろいろなところで守られているんでしょうね。

でも、その後の展開にちょっと不満・・・。未来ある二人だから、彼が転校するとか留学するとかでもいいのにと思いました。
ただその展開によって、家族の再生への道が開かれることにはなると思うのですが・・・。
ばらばらだった家族が本音で語り合えるには、相当のきっかけがないと厳しいと思いますから。


私の育った環境で感謝する点は、家族の仲が良かったことです。両親がケンカしてるところを見た事がありません。そして私は姉とも超仲良しです。

そして主人の両親も自営業をしているから、四六時中一緒にいるのに、超ラブラブです。
そんな環境を見て来た私たち夫婦は、やっぱり仲が良いのですよー^^

小林ヨシコ役のさくらが終盤言った言葉が印象に残りました。
「家族は作るのは大変だけど、その分めったになくならないから。」

エンディングでミスチルの曲が流れながら、佐和子が決意したように歩いていくシーンを見終わった後は、爽やかな感動がありました。


「幸福な食卓」オフィシャル・サイト
http://ko-fuku.jp/

出演:北乃きい/勝地涼/平岡祐太/さくら/羽場裕一/石田ゆり子
ニックネーム ポーク姫 at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2006年12月23日

神の左手悪魔の右手

umezu1.jpg 
「惨殺される少女たち。黒い絵本に描かれた忌わしき童話が現実になる・・・」


イズミの弟・ソウには、人間の悪意を夢で予知する不思議な力があった。
ソウの夢には寝たきりの娘に絵本を読み聞かせる父親が現れるが、その黒い絵本の内容は、少女たちが次々に惨殺されてゆく怖いものだった・・・。



「神の左手悪魔の右手」のDVD発売記念試写会に行ってきました。
原作の楳図かずおさんと、主演の渋谷飛鳥さんのトークショーつきです。

なまで楳図さんに会えて嬉しかったでーす。彼の暴走っぷりに感激すら覚えました(笑)
おなじみの赤と白のボーダーシャツで登場し、喋りまくってました。
今は公式の場に着て行ける赤白ボーダーのスーツを探しているそうです。

主演の渋谷飛鳥さんは高校生なのにしっかりキャラで可愛かったです。
渡鬼に出てるらしいのですが、見ていないので分かりません・・・。
umezu2.jpg

さて、映画はスプラッターホラーというだけあって、血がドバッと出たり、グサッと刺したり、スパッと切れたり・・・(泣)
家で見てたらそんなに怖くないかもしれませんが、会場で観ると音も大きいし、集中して見てるので、怖さ倍増です。

原作の楳図さんも出演しています。出て来た時はちょっと失笑してしまいました。

猟奇的な父親役の田口トモロヲさんも熱演でしたね。普段は優しいパパですが、裏では次々と人を殺す怖ーい人です。最後の方は狂った感じがかなり大げさでした。

あと、特殊メイクの生首がショボくて気持ち笑ってしまいました。あれなら冷蔵庫に入れておいても怖くないんじゃないかと。あ、でも気持ち悪いか・・・。

エンディングもつっこみ所満載ですが、最後の最後でかなり心臓にドッキリくるシーンがありました。びっくりしました。



「神の左手悪魔の右手」オフィシャル・サイト
http://www.kaminohidarite.com/


出演:渋谷飛鳥/小林翼/前田愛/清水萌々子/田口トモロヲ
ニックネーム ポーク姫 at 03:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2006年11月17日

手紙

letter1.jpg 「兄貴、元気ですか?これが最後の手紙です。」


東野圭吾原作。弟のために強盗殺人を犯した兄。犯罪加害者の家族として、過酷な人生を歩み始めた弟。自暴自棄になる弟・直貴を絶望の底から救った由美子。



罪を償うとはどういうことか、を問う重〜い感じの映画でした。

弟の大学費用のために兄(玉山鉄二)が強盗殺人を犯した。その後の弟(山田孝之)の苦悩(転職・引っ越し・恋愛)を描いた映画です。
暗くて、重くて、どよ〜んとしているんですが、かなり集中して観ることができました。

すべてをあきらめてしまった様な目をした直貴と出会った人は様々な人たちでした。その中でも、何年たっても直貴のことを心から思い続ける由美子はすごいなと思いました。
苦しい運命に「逃げたらあかん」と強い意志を持って、好きな人に言い切れる心の強さは私も見習いたいと思います。

心に残ったシーンは、電機屋さんの会長との会話です。「差別のない国を探すんじゃない、君はここで生きていくんだー」というシーンです。

letter2.jpg
そして、最後。お笑いライブを行ったシーン。
小田和正の「言葉にできない」が流れてきて、私は涙腺のスイッチ、オン!
ストーリーの先は読めてたんですが、この名曲が流れると弱いですなぁ・・・。

映画終了後、隣で主人が「これ、泣けなかった(笑)」と言っていました。
「うっ、この温度差は何!?」と思いながら私は鼻水をすすっていました。
今回は、感動、というより切ないという感情でした。

丸坊主にした玉山鉄二さんは偉いです〜。


「手紙」オフィシャル・サイト
http://www.tegami-movie.jp/


出演:山田孝之/玉山鉄二/沢尻エリカ
ニックネーム ポーク姫 at 17:12| Comment(1) | TrackBack(1) | 邦画

2006年11月08日

椿山課長の七日間

tsubaki1.jpg
「ひとめあなたに、会いに生きたい。」

突然死した中年男が、絶世の美女になって、三日間だけこの世によみがえった。
これを観れば、死ぬのが怖くない!?



一言でいうと、とても良かった〜です。
突然死した人が三日間だけ生き返るという、ありきたりなストーリーかなと思いきや、面白いし、ほろり(涙)と感動するし、何だか温かい気持ちになる映画でした。

死んだ後の世界なのに、西田敏行さんが演じる事で、なんだかしめっぽくならなかったのがとても良かったと思いました。
しかもよみがえった時には元の姿ではなく、絶世の美女(伊東美咲)というのが面白いじゃないですか・・・。

心はおっさんという役を演じるのも難しかったと思います。いつもよりはぶっちゃけて演じていて、面白かったです。さらにもう少し自分を捨ててもいいのではないかな・・と思いましたが。

tsubaki2.jpg
椿山課長がよみがえることができたのは、重大な事実を知らずに死んで、神様に不憫に思われたから、ということなのですが、「重大な事実」って何だろう?と思いますよね。

詳しい事は書きませんが、確かに椿山課長にとって重大な事実でした。でも、私が偉いなと思ったのは、椿山課長は一喜一憂しながらも、最後は全てを受け入れ、笑顔で天国へ行った事です。

私も死んでから気付く「重大な事実」ってあるんだろうか、と思いました。真実は知った方が良い場合と、知らなかった方が良い事があります。
今の私には知らない事があるのかな・・・(ドキドキ)
とりあえず、知らない事を探すより、今あるものに感謝をしよう・・と思う今日この頃です。

そして椿山課長は、自分に対するかけがえのない愛情に気付かされます。
特に、職場の同僚であった知子(余貴美子)が、心から椿山課長を思って泣くシーンは、私にとってとても印象的でした。

一緒によみがえったヤクザさんと本当の親を探す子とのからみがとってもよかったです。よみがえった時に一緒のホテルに泊まっている(三日間)というのが笑えますよね。

3人それぞれの親子の愛、友の愛、師弟の愛など、とっても深く感じることができて最後はじーんと心に響きました。

浅田次郎さん原作の映画を二本も(地下鉄に乗って・椿山課長の七日間)見た事だし、原作も是非読ませて頂きます!



「椿山課長の七日間」オフィシャル・サイト
http://www.tsubakiyama.jp/


出演:西田敏行/伊東美咲/成宮寛
ニックネーム ポーク姫 at 12:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 邦画

2006年10月17日

地下鉄に乗って

metro1.jpgあなたは、父になる前の父親を知っていますか?あなたが生まれる前の母親に会いたいですか?

いつもと同じ会社からの帰り道。地下鉄を降りて駅の階段を上がると、そこはオリンピック開催に沸く昭和39年の東京だったー。信次は恋人みち子と共に過去へ戻り、そこで若き日の父と出会う。





タイムスリップ系が好きなので期待して観に行きました。

大沢たかおが青年の役から厳格な父親などいろいろな年代を演じていたのですごかったです。役どころが主人公よりも難しかったと思います。だけど熱演!うまいですね。

最初は地下鉄に乗るとタイムスリップしてしまったのですが、途中から乗らなくても移動できるようになってました(笑)。ん?と思いつつ、まあいいかと思って観ていました。

時代が行ったり来たりするので、今どこにいるのか理解するのに大変でした。素直に考えれば簡単なんでしょうけど。

metro2.jpg確執がある親子が、時代を越えて出会ったことによって、父親に対するわだかまりが少しずつ消えていくという体験は、普段できない体験なのでちょっとうらやましかったです。

恋人のみち子も過去にタイムスリップしてしまうのが何でだろう?と思いましたが、ラストで理由が分かりました。しかもみち子の行動にはただびっくり。私には衝撃的でした。

テレビ朝日の「もういちど地下鉄に乗って」も見ようと思います。


「地下鉄に乗って」オフィシャル・サイト
http://www.metro-movie.jp/


出演:堤真一/岡本綾/常盤貴子/大沢たかお
ニックネーム ポーク姫 at 19:05| Comment(5) | TrackBack(0) | 邦画

2006年10月13日

夜のピクニック

yorupic.jpg
「みんなで夜歩く。ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう。」

24時間一昼夜かけて、80キロを1000人一緒に歩き通す伝統行事「歩行祭」。
この歩行祭を通して、高校生たちが繰り広げるほろ苦くも甘酸っぱい青春映画です。



原作は、「第2回本屋大賞」を受賞した恩田陸の大ベストセラー「夜のピクニック」です。
私は原作を読まないで観に行ったのですが、原作だったらどんな感じなんだろうと思い、絶対読もう!と思った作品です。

歩いている様子を、いろいろなエピソードを交えながらひたすら観ているだけなのに、全然飽きることがありませんでした。
何より自分の学生時代の思い出などが蘇ってきて、懐かしさでいっぱいになりました。
映画を見ているのに、心の中のスクリーンは平行して記憶の引き出しを開けて見ているような気になりました。
特に最後はほろっと・・・(泣)

主演の多部未華子さんはこの映画で初めて知ったのですが、独特の雰囲気があり、目力があってなんかいいですね。

私の高校時代のマラソン大会は、あんなキラキラした青春なかったな・・・と思ってしまいましたが・・・
若いうちの青春の大事さは後からになって気付くことが多いんですけどね。


「夜のピクニック」オフィシャル・サイト
http://www.yorupic.com/


出演:多部未華子/石田卓也/郭 智博/西原亜希/貫地谷しほり
ニックネーム ポーク姫 at 00:52| Comment(1) | TrackBack(0) | 邦画

2006年10月12日

いちばんきれいな水

kireina-mizu.jpg姉と過ごした奇跡の3日間。「いちばんきれいな水」のある秘密の場所で少女は、勇気を手に入れた。

小学6年生の夏美には、むずかしい病気で11年間眠ったままの姉・愛がいる。夏休みのある日、両親の留守中に奇跡が起こる。愛が突然目を覚ましたのだ。失った時間を埋めるように、2人だけの、かけがえのない3日間の冒険がはじまる・・・。

私も2人姉妹の妹なので、愛と夏美の関係は理解できる様な気がしました。
といっても妹の夏美のように、あんなにしっかりしてませんけど・・・。
人にもよると思いますが、姉妹だと大人になってからでも、かなり仲のいい関係でいられます。電話したりメールしたり、実家で会ったときはお互い喋りまくっています。

これは観ていて、あまり映画という感覚はなく、淡々とすぎていく感じなんですが、幻想的な水のシーンは感動的でした。kireina-mizu2.jpg

加藤ローサはかわいかった!監督に素で演じろと言われたらしいですが、まさにそんな感じでした。それでいいのか・・・という感じでしたが。
妹役の莉央ちゃんは、小学生ながらしっかりしている性格と、その一方で素直になれない面がよく出ていてよかったと思います。

ちょっと臆病になっていた妹・夏美が姉と過ごした3日間がとてもこれからの成長につながったんでしょうね。単調な毎日がちょっとしたキッカケと家族の愛によって、今まで見えなかったものが見えて来たり、夢が広がることがあったら素敵なことですね。



「いちばんきれいな水」 オフィシャル・サイト
http://www.cplaza.ne.jp/kireina-mizu/


出演:加藤ローサ/菅野莉央/南果歩/田中哲司/カヒミ・カリィ
ニックネーム ポーク姫 at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画

2006年10月11日

フラガール

hula-girl.jpg「未来をあきらめない。人生には降りられない舞台があるー。彼女たちは、まちのため、家族のため、そして自分の人生のためにステージに立つ。」

昭和40年、福島県いわき市。炭鉱のまちを常磐ハワイアンセンターとして再生させるという、実話をもとにしたストーリー。



久しぶりに映画館で泣きました・・・。
特に予備知識もなく、期待していなかった分、見終わった後、来て良かったーと思いました。

ストーリーの起承転結がしっかりとしていて、感情が入り込みやすく、最後のフラダンス発表という結果がある為、見ている方もエンディングでやりとげた感がありました。

特に蒼井優のソロダンスはとっても綺麗でした。なんだかキラキラしていて。かわいいキャラかなと思っていましたが、なんとも美しい!
たくさん練習したそうですが、すごいですね。

東京からやってきてダンスを教えるという松雪泰子さんも大人っぽくて素敵でした。キレちゃうところもためらいなくやっていてスッキリします。
フラを反対した生徒の父親に怒り、銭湯まで殴りに行くシーンはかなり私のお気に入りです(笑)

泣けるところは、何ヶ所もあったのですが、東京に帰る先生(松雪)をフラを表現して引き止めるシーンはもう涙、涙、涙・・・。
フラダンスの振りにはいろいろな意味があるんですね。奥が深い。

南海キャンディーズのしずちゃんも出ているので、笑いもあるけど、感動もたくさんあって、とても良い映画でした。


「フラガール」オフィシャル・サイト
  http://www.hula-girl.jp/


出演:松雪泰子/蒼井優/豊川悦司/岸部一徳/富司純子/
ニックネーム ポーク姫 at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画